大リーグ・ドジャースの大谷翔平が16日(日本時間17日)、シーズン50本塁打を記録した。本拠ロサンゼルスであったフィリーズ戦に「1番・投手兼指名打者」で出場し、5回無安打無失点で降板後、八回先頭で50号ソロを放った。昨季の54本塁打に続く大台到達で、2年連続で50本塁打を記録するのは史上6人目の快挙。
- 2年連続50本塁打の大谷翔平 データから読み解ける進化と探究心
大リーグで過去に50本塁打を2年以上連続で記録しているのは、1920、21と27、28年のベーブ・ルース、96~99年のマーク・マグワイア、97、98年のケン・グリフィー・ジュニア、98~2001年のサミー・ソーサ、01、02年のアレックス・ロドリゲス。いずれも大リーグ通算500本塁打を超える長距離打者だ。
ドジャースの大谷翔平が、昨年の「50本塁打―50盗塁」に続く、二つ目の「50―50」を成し遂げた。それも、またしても派手な活躍で。
この日は投手として先発マウンドに上がった。一回、リーグ最多本塁打を争うフィリーズのシュワバーをスライダーで見逃し三振に仕留めた。
これで今季50個目の奪三振を記録。その後も強力な相手打線に付け入る隙を与えず、5回68球無安打無失点の好投で降板した。
歴史誕生の瞬間は八回だった。
先頭打者として左打席に入ると、相手右腕の内角のカットボールをすくい上げて、特大ホームランに。ベーブ・ルースらに並ぶ大リーグ史上6人目となる「2年連続50本塁打」を記録するとともに、史上初の「同一シーズン50本塁打、50奪三振」を達成してみせた。
大谷は右の人さし指で自らの打球方向を示すようにしながら、悠々とダイヤモンドを一周した。その姿に本拠の大歓声が降り注いだ。